今日も元気に発狂

さあ、あなたも一緒に!

最近の身内の話

【栃木県】鬼怒川温泉駅

 

 

こんばんは。

 

実は身内*1が先日新卒で早期退職したのだが、それに対する「周りの人間」「近しい人間」としての振る舞い方をちょっと記録しておきたいと思う。

 

2ヶ月前くらいからその身内が「仕事きつい」「いきたくない」みたいな話をしていた。

それだけならまあよくある話よね、と思っていたが、それだけではなくて。仕事行くときに泣いてしまうとか、早退欠勤などちょっとした日があるとか、そういう話を聞いていた。それはちょっと異常そうだなと思った。

 

身内の勤めていた会社はけっしてブラック企業とかではないし、新卒ということでまあそれなりに大切に扱われていたっぽい。人間関係もまあ別に悪くはなさそうだった。

ただ、ポロポロと退職者は出ていたようだが。

 

その身内は、週5日オフィスにいて毎日8時間働くというところからまず無理…というような心情を持っていたらしかった。しかも別にやりたいことではないし、新卒なので教育担当がついているから結構監視されていたっぽいし。*2

 

で、その身内のメンタル落ち込み具合に対して私は、正直どう反応したらいいのかすごく迷った。私はその身内と一緒に暮らしてはおらず、通話したり LINE したりして聞いていただけなので、どのくらいのヤバさなのかも把握しきれないし。「うつ」だったとしたら、下手な言葉をかけたら最悪自分で自分を殺してしまうかもしれないし…と、色々考えてしまった(そしてそれにより私自身が憂鬱になってしまった日もちょいちょいあった)。

 

とりあえず、自分で自分を殺してしまうようなことはしないでほしいと思った。なので「仕事をいつでもやめていい」と声をかけ続けた。母も同じことを言っていた。

生きていてほしい。それだけでいい。あなたがいなくなってしまったら、多分私はもうどうにもならなくなってしまう。私のために生きていてくれ、と思った。すごいエゴっぽいが、そう思っていたのである。

 

その身内は、社会経験もまだ浅い(新卒だし)ので、心が落ち込んでいるとか、退職を希望している、なんてことを上司や総務に言い出すことが中々できずにいた。教育担当になんて言われるか…とか色々気にしていたようだ。そしてやっと2週間位経ってから言えたらしい。ある日総務と面談をして、結構強めに退職希望の旨を伝えた、と報告してきた。

 

退職が現実味を帯びてくると、私は「本当に退職してしまうのか」と考え始めた。なぜなら、お金なくならないかとか、キャリア的に大丈夫なのかとか、そういう心配をしてしまったからである。

言いたくないが、(周りの人間としては全然問題ないのだが)いわゆる「世間」においては無職という立場は厳しい目にさらされるだろうが大丈夫か…とかも思ってしまった。

そして「とりあえず休職して考えたら」とか「時短勤務でもいいんじゃない(総務からそういう話もあったらしいので)」とか、提案した(これは今考えたらあまり良くなかったかもしれない)。でも身内はマジ無理とのことだった。そんなに無理なんだな、と私は改めて思った。

 

私は、ここでもう考えるのをやめた。

これは私の課題ではない。この身内の考えることである。この身内の人生の話である。私の人生の話ではない。私が抱え込む問題ではない。

私がぐるぐる考えたって仕方ないし、正常じゃない、と思った。

 

あとはもう流れに身を任せようと思った。

 

更に1週間後、身内の退職が正式に決まった。退職が決まってからは身内は晴れ晴れとした雰囲気で日々を過ごしていたように思う。まあ良かったんじゃないかと、私もここで思った。

 

そしてここ2週間くらい、身内は無職生活を送っている。この前は、暇で楽しいことがない、と言っていた。お金ないからあれもできない、これもできない、といった話をしていた。

八方塞がりじゃないか…と私は思っていた。「お金出すから」などと声をかけても身内は「申し訳ない」と思ってしまうっぽいし、どうしようもない…今後大丈夫なのか…?と、私は非常に心配してしまった。そして本人が「楽しいことがない」と思ってしまっていることが、悲しかった。

 

無職であることは全然周りの人間としては気にしていないし、別に頑張らなくていいよと思っている。別に悪いことじゃないと思う。でも本人は何かと気にしているようだった。まあそりゃそうだろうな…

 

でも母が今日「(けっして何もやっていないわけではないが)何もやっていないような気持ちになってしまうんじゃないか」「だったら気晴らしに旅に出たり色々やったりしてみたら」「何も得られなくてもいいし、何か得るものがあるかもしれないし」とか声をかけて、その身内は今その気になっているようだ。本格的に調べているところであるらしい。ちょっと楽しそうな感じが見えてきている。

これを聞いて私はちょっと安心した。身内はゆっくりとでも、自分が満足できるような日々を送るために動き出そうとすることができているのだと思えた。本人が満足できるような人生を送れるなら、私は嬉しいと思うのである。

 

近しい人のメンタルの危機。しかも、私には、人のことまで勝手に抱え込む性質がある*3。なので、今回の件については結構考えさせられた。

 

ていうか家族が好きすぎるんだよな。

 

ということであまりまとまっていないが、今後とも家族全員が幸せに生きていけることを願うばかりである。

 

ではまた。明日も素敵な一日になりますように。

*1:私の兄弟姉妹であるが、ここでは明言は避けたいため、この表記とする。

*2:その監視にビビっていたという話もきいた。まあ別に厳しいとかではなかったらしいが、その身内が多分、注意されたりしたときにすぐ落ち込んでしまうタイプなんだと思う。

*3:以下記事で父の今後を心配しているのも、この性質を表しているように思う。

norimakichan.hatenablog.com