今日も元気に発狂

さあ、あなたも一緒に!

眠れない夜

昨日は全然眠れなかった。というか、夢中になってあるアニメをみていたら、朝4時半になっていた。そこからなんとかかんとか6時間くらい寝て、今までまたそのアニメをみている。

 

3月末から hulu の登録をしている。この hulu では色々、本当に色々な作品がみられるんだ。もちろん、新しくみたい作品というのもまああるんだが、それよりももっとあるのが、昔大好きでよくみていた作品である。

例えば名探偵コナンの映画の過去作だったり、ハム太郎だったり。あとは(アニメはみたことがないが昔ハマっていたジャンルとして)たまごっちとかね。

 

では昨日から今日にかけて狂ったようにみていた作品が何かというと。

 

ヤッターマン」である。

 

今週のお題「名作」

 

この作品は2種類あって、①1977~1979年頃に放映されたアニメ(全108話)、②①をリメイクして2008~2009年頃に放映されたアニメ(全60話)がある。①は最高視聴率28.4%を記録した国民的人気アニメだった。人気だったので、30年越しに②のリメイク作品が実現したのである。

 

私は小学校高学年の頃この作品にかなりドハマリしていた。

このアニメとどうやって出会ったのかは完璧に覚えているわけではないのだが、確か母がテレビで①のアニメをみていたとかそういうところで*1、私もちょろっとみてみたら面白かったというのが最初だったのかもしれない。そしてその時期ちょうど、②がもうすぐ放映開始されるということを知ったんだったと思う。

しばらく①をみまくって待った後②が始まって、私はいわゆる「リアタイ視聴」ができることがとても嬉しかった。確か第一話からテレビの前にはりついてみていたはず。とにかくワクワクしていたのだ。(月曜日の18:00~とかだったと思う。)

ただ、リメイクというのは難しいものだと思う。もとの作品の良さを残しつつも、現代に合った感じでアレンジを加えなければならない。守破離のバランスが難しいよなと思う。直接的な表現になるが、つまり何が言いたいかというと、②に対してはそれなりの数不満の声があった(と記憶している)。当時私は暇さえあれば、②の公式サイトの BBS をみまくっていたのだが*2、オープニングが~とか、キャラの言動が~とか、結構色々な声を見つけたのである。

当時の私は、②をただただ面白いと思ってみていたので、そういう不満の声をみるたびにとても傷ついた。自分が好きなものがそんなふうに言われてしまうなんて…というところだ。

今は昔の傷を引きずりつつも、少しは割り切って考えられている。というのも当時は「こんなにたくさん批判されている」と思ったが、今思うと多分そのくらいの不満の声があがるのは当然のことだったとも思う。なんといってもかなりの人気を誇っていた作品だったから期待がただでさえ高いし、前述の通りリメイクって難しいし。それに、それを抜いても、この世の中あるものを見て良いと思う人悪いと思う人色々いるのだから…と、今は思える。多分そうなんだと思う。ただ、当時の私はそれを知らなかったのである。

また、当時私はちょうどクラス替えと思春期の始まりで学校がとても嫌になっていたのもあり、②のアニメだけを楽しみに毎日頑張っていたといっても過言ではない。②のアニメが隔週の放映になったときには絶望したことも多かった。

同時に私は①もみまくって、どちらかというと②より①が好きかな…と思っていた。①の DVD や OVA、ファンブック的なものを買ったり、②をもとにした漫画、あとは②のゲームを買ったり、②の映画をみたりもしたなあ。漫画を買うときとか、すごい熟考した覚えがある。というのも、母にほしいものをねだることのハードルが当時私にとってはとても高かったのだ(母が厳しい人だったわけではなく、私がとても「いい子」過ぎただけである)。Amazon で値段もチェックして、意を決して母にお願いしたらあっさり買ってもらえて、拍子抜けしつつ喜びにうち震えたのも覚えている。

あとアイスについていた抽選に応募して、②の DVD を当てたこともあった。あたったときにとてもとても嬉しく思っていたのだが(ジャケットの絵もすごい好きだし)、「応募する人がいなかったんじゃない?」という母の何気ない一言にだいぶ傷ついたのも覚えている(母のことは大好きだけど、ここに関しては「そういうこと言うなって~」と昔も今も思っている)。

では私がヤッターマンの何が好きだったのかというと、色々ある。

まずはギャグが好きだった。くだらないダジャレでパロディしていたり、悪役が間抜けだったりね。本当に純粋に、おもろいな~くだらないしさ~というところだ。ストーリー自体も簡潔明快でわかりやすいし。

しかも、特に①は歴史上の人物(のパロディ)やおとぎ話(のパロディ)が多々登場したりするので、すごく学びになるのだ。これがすごくて、私はヤッターマンのおかげで数多の知識を身につけたし、中学校の社会の授業でとても活躍できた & 成績を高く保てたのだ。冗談抜きで、ガチでそうなのである。(今でも当時身につけた知識をありがたいと思う場面がある。)

あとはなんといっても、一番好きなのが、キャラクターである。私はキャラクターから作品にハマることが多いが、多分ヤッターマンも半分くらいはそれだったんじゃないかな。とにかくキャラが良い。

私は①でも②でも主人公であるガンちゃんがとても好きなのだ*3。①と②でちょっと性格が違うんだが、どっちも好き。①のガンちゃんは基本的にしっかりしていて正義感に溢れていてアツい男で、一週間徹夜できる化け物で、でも時々「なんで?」と思う言動をすることもある。声優さんが女の人なので声は高め*4。良い。②のガンちゃんは基本的におちゃらけていてミーハーで鈍感で、でもとても優しくてかっこいいし決めるところ決められるし、相変わらず手先が馬鹿みたいに器用。声優さんが吉野さんなのでハスキーがかった声*5。良い。どっちも最高なんだよなあ。いやほんとに最高なんですよ彼。13歳という年齢も絶妙に思春期でたまらんのである(いやどうみても13歳の中学生ではないだろ、高校生だろ、とは思うんだけど)。ちなみに昔はドロンジョ様との組み合わせがアツかったが、今は王道(?)でアイちゃんとの組み合わせがアツい*6

ここで伏線回収(???)なのだが、私が昨日から狂ったように②のアニメをみていたのももちろんガンちゃん目当てである。何度みてもたまらん。ていうか①も②もとんでもない手先の器用さを持ち、とんでもない機械工学(っていうのかな)系の才能を持ち。彼は大学にいかなさそうだが、もし行くとしたら絶対工学部。②なんかは「勉強は微妙だけど他がすごすぎる子」って感じがまた良いし(妄想だけど)。おもちゃ屋の一人息子ってところもたまらんし。

あともちろん他のキャラも好きで、というかメインのキャラクターは全員好きだ。みんな愛嬌があって人間味があっていいキャラなんですよねえええ……………

 

好きすぎてアニメの絵の模写もしまくったし、それを、手を真っ黒にしつつシャーペンや黒鉛筆で丁寧に塗って、大事に大事に保存していた(高校生くらいの頃までとってあった)。今でもアニメをみていて「ここ模写したことあるわ」と思い出すもんなあ。あと、今思うと二次創作だなと思うのだが、オリジナルでストーリーを考え、本を作ったりしていた(ホチキスで紙をまとめて本にしていたのが懐かしい)。

なんなら声優さんの wikipedia まで詳細に調べてキャラに(勝手に)投影して楽しんだりもしていた。これ今でもやりがち。すげえオタクじゃん。

なんとなく自分が大好きな作品をみるときには一人になりたくて(親の前では恥ずかしかったのだと思う)、①の DVD とか OVA をみたいがために留守番ができる日を待ち遠しく感じていたりもした。親からは「留守番好きだもんね」と言われることも多かったしさあ。旅行のときには人形も持ち出したし、人形と一緒に寝ていた日もあった。

 

②のアニメは当初は不満の声も多かったが、だんだん評判が良くなっていった感じがする。私も、14~21話くらいのところで毎週本当に本当に、真にワクワクして楽しくてくう~~~~最高だ~~~~~と思いながらみていた。今もそのワクワク感を思い出す。(19話でガンちゃんが一時的とはいえ太ったときはショックだったけど)

で、②は35話目で一旦一区切りとなった*7。その後すぐに②は「第2シーズン」という感じで再スタートした。今度は日曜日朝7:00~とかだったので、私は休日でも早起きするようになった。健康にいいね。

再スタートした際に登場した新キャラについては、これまた BBS でも色々な声があったが、そのときにはこの②がめちゃ面白くなっていたので私はもうそれほど気にしなかった。それはおいといてもさ、どう考えてももうこれは面白いし最高じゃん!という感じで。第三陣営として別の敵が出てきたのも味変って感じで面白かったし、おまけコーナーで出てくるミニキャラ可愛いなあと思ったりもした。

そんな感じで②は60話まで続いた。初期は評判が賛否両論だったし、短期で終わってしまう心配もしていたが、結局60話とたくさん続いてとても嬉しかった。映画も放映されたし東芝とのコラボもあったし、DS や Wii でゲームも出たし。終わり方に特に不満もなかったし。楽しい日々だった。

 

その後もなんだかんだ中学校時代前半までガッツリどっぷりハマっていた。中学校も嫌なことだらけだったけど、ヤッターマン等の色々なジャンルに支えてもらったのだ。

 

そして、今。hulu でみられると知って懐かしくなってみ始めて、狂ったようにみまくっていたのである。昔ガッツリハマった作品には、一周まわって再度ハマるもんだ。好きなものはあまり変わらんなという感じで、私は再度ガンちゃん最高ッッッとなっているのである。いや本当に最高っすね……………

 

思春期をともに過ごした名作。今でも大好きである。また気が向いたら更に長々と語るかもしれない。それくらい好きなので。

*1:母が子供だった頃に①をみていて、好きだったのである。久しぶりにスカパーでそれが放映されていたので、懐かしくなってみていたんじゃないかと思う。

*2:今もだが、私はこういう掲示板とか X(Twitter)でのファンの声とか、みたがりなのである。なんでかというと、自分が大好きなキャラとか作品について、この大好きな気持ちとか「良いよね!!!」という気持ちを、同じくその作品をみている誰かと共有したいのである。

*3:彼は茶髪で青い目をしているのだが、後々になって私は「自分は茶髪で青い目をしたキャラを好きになる宿命」と気づくことになる。

*4:私は当時、この声優さんが登場している別作品も漁ってハマったりもしていた。

*5:吉野さんが本当に最高なんですよ……………

*6:アイちゃんとデートしているエンディングとか、アイちゃん目線のエンディングとかがあるんだけど、それがまたね………最高なんですよ…………

*7:ちなみに当時の私は②の35話をみて好きすぎて爆発して3500回くらい繰り返しみた。