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プレ卒論をやってきて思うこと

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キャンモアのベーグル屋のメープルラテ?だったか。このお店、くつろげるし好きだ。

 

 

こんばんは。

 

 

先ほど、プレ卒論第一稿を提出した。

プレ卒論をやってきて、振り返ってみると、いくつか思うことがある。

 

 

簡単そうにみえて難しい

私はざっくりと言うと、「過去経験による現在の心理への影響」というトピックでプレ卒論を書いてきた。院生の方と相談してこのテーマに決めたとき、比較的単純な研究だ、そんなに難しくなさそうだと思った。

 

しかし、実際には沢山の手順やルールがある。そして一つ一つの行動は、研究全体の大きな問に対し筋の通ったものでなければならない。

何を測定するか、質問紙ではどのような順番で何をきくか、回答者にとってわかりやすい質問文を作る、質問紙調査の実施手順をデザインする、分析では妥当な理由と一定の基準を持ってデータを処理する、本文を執筆するにも論文独特の言い回しやきまりを守る…

その都度考えて、試行錯誤して、やっていく。最後は皆に納得してもらう。

 

 

面白いと思えるときもなくはない

プレ卒論はとてもとてもしんどいし、これで大学を卒業させてくれとも思う。

でも正直、分析で有意な結果がでたとき、間接効果が有意で完全媒介なモデルができたときには、面白い結果が出たぞと思えた。

 

 

人生全体で役立ちそうなものも身につく

毎週進捗報告をする、いちいちわかりやすく説明することが求められる。それがどれだけ難しいことか…

自分が当たり前の前提のように思っていること、こうだろうなと考えていることも、他の人からすると決してそんなことはない。

 

それから、自分の考えや提案を説明したとき、先生や院生からツッコまれるというストレスを体験する。他人からボコられるなんてこと、本当は一生に一度も経験したくはないが、それは不可能だから、ある程度慣れておいた方がよいのは確かである。

 

 

結論:先生すげえ

まとめると、大学教授の先生方はすごいんだな…ということだ。先行研究の知見を把握して、自分の仮説を準備して、実験や調査をして、最後に筋の通った論文を書くということを何回もやっているのだから。

 

特に、自分の担当する沢山の学部学生&院生の面倒を見つつ、中にはけっこう大ピンチな学生もいつつ、自分の研究も進めていくということを毎年やっている、うちのゼミの先生は本当に本当に本っ当にすげえな…と思った。ガバガバな論文を出してしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 

 

プレ卒論ではこんなことを思いましたとさ。

ではまた。

 

 

【2020/01/17追記】

 

まだまだ思うこと、あった。

 

基本が最重要

根本的なこと、本質的なことの理解がとても大切だ。

文学部に配属されてから学んできた、統計学や心理学の基本的な知識を、わかっていると思っていた。しかし、いざそれを文章で説明するとなると、自分がいかに曖昧な理解をしていたかがわかる。理論への理解が曖昧だと、分析でも間違った手順を取りかねないし、執筆時にもガバガバな説明をしてしまう。だから、プレ卒論を進める中で、基本的な概念の復習を沢山してきた。

 

妥協の連続

研究計画書を書いていて、分析をやっていて、本文を執筆していて、疑問はいくらでも湧いてくるし、幾度となく、ツッコまれそうな書き方をしているなと思ったりもした。

しかし、それら全てに細かく対応してはいられない(重大なものに関しては質問等するが)。とにかく進めるしかない。説明の仕方がダメダメでも、分析法の細かい部分が分からなくとも、ある程度は目をつぶらないと、全然進まない。

勿論、不確定事項はできるだけ減らして、完璧な手順で仕上げるべきではある。しかし完璧なんて不可能だし、プレ卒論、卒論程度であれば、こんなもんで良いのではないか。