こんばんは。
面白いお題を見つけてしまった。書いちゃおう。
ぼんやりとした記憶ならば、本当に赤ちゃんだった頃に床に座って母とボール遊びをしていた覚えがある…気がする。
ただ、これはもしかしたら「昔のビデオを見たときの記憶」かもしれないので、本当に当時の記憶かどうかは定かではない。
これまたぼんやりとした記憶ではあるが、確実に当時の記憶として残っているのは、母と伊勢丹の屋上遊園地に行ったことかもしれない。そこで何をしたのか自体はあまり記憶がないのだが、そこによく行っていたことは覚えている。緑色の地面だった覚えがある。そして私はそこが好きだった。
はっきりとした記憶として残っているのは、なんといっても、幼稚園でトイレの近くに貼ってあった「火の用心」「火事に注意」的な意味を込めたポスターがとても怖かったことだ。
そのポスターは確か、幼稚園の台所的な場所の近くに貼ってあって、その台所的な場所でお湯を沸かしている様子?やかん?をよく見かけた記憶がある。
年少の頃、そのポスターがとても怖くて、家で寝ていて明け方に悪夢に出てきて怯えていたりもした。
というかそのポスターは大人からしてもかなり怖いやつで、確か一面に火のキャラクターの顔がデカデカと描いてあって、それがかなり凶暴な顔つきをしていたのだ。今見ても怖いと思う。幼稚園に貼れるようなシロモノではないと思う。客観的にみても。
で、私があまりに怖がるものだから、年中になったくらいの頃に、ポスターを変えてもらった覚えがある。多分母が幼稚園に要請してくれたんだと思う。変更後のポスターに描かれている火のキャラクターは、変更前のに比べると幾分か柔らかい顔つきをしたものだった覚えがある。
でも、ポスターが変わっても、私はずっと怖かった。なんというかもう、その場所自体が怖い場所になってしまっていた。トラウマとして植え付けられてしまっているという感じ。すでに学習してしまっているという感じ。ポスターを変えたら即解決、というような簡単な話ではなかった。まあ過度には怯えなくなったと思うが。(それとも確か、「せっかく変えてもらったんだからもう怖がっちゃだめだよな」的な、非常に健気な感情が私の中にあったのかもしれない。)
で、そのポスターの近くにトイレもあったので、私はトイレに行くのがとても憂鬱だったのだ。特に年長になった頃は、そのトイレを使わなければならないというルールがあったのだが(年少さんはこっち、年長さんはこっちを使ってね、的なルールである)、それが果てしなく嫌で嫌で、怖くて怖くて、割と本当に憂鬱だった。
これを書いていて思い出したのだが、かなり古い記憶でもう一つ、「怖い」記憶がある。
それは着ぐるみだ。私は着ぐるみというものが本当に怖かった。昔は近寄られるのすら無理だった。当時のことを思い出してみるが、理由はわからない。
今もあまり好きではない。今好きでない理由としては、多分だが「二次元の世界にいるはずのものがこの三次元の世界にいること」がなんか嫌なんだと思う。もしかしたら昔も、この「不自然だな」みたいな気持ちがあったのかもしれないな。
昔の記憶、思い出すと懐かしいというか、良い記憶も悪い記憶もどちらも「あたたかい」気持ちになる。私は父母に愛されて育ったし、妹とも仲良しだったし(今も仲良しである)、周りにいた大人も友人もほとんどが優しくて友好的な人たちだったので、昔を思い出すときにこういうほんわかした気持ちになれるんだよなと思う。ありがたい限りである。
そんなことを思い出した今宵であった。
ではまた。明日も素敵な一日になりますように。