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【カナダでのワーキングホリデーを振り返る④】5月バンフ:人見知り、人に助けられる

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【スイス】美術・歴史博物館で見つけた"POST TENEBRAS LUX"。宗教改革の壁にもあった文字。「闇の後に光来る」か。いいな。

 

 

こんにちは。

 

 

カナダでのワーキングホリデーを振り返るシリーズ*1、第四回は、やっと本編突入だ。居住地バンフでの最初の1か月をお送りする。

 

 

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ここまでのお話:カルガリー空港からバスで1時間半、私は遂にバンフに着いた。

 

 

家はどう?

立派。家自体は4人で、部屋は2人でシェア。

メンバーの入れ替わりがやや激しかったが、初期メンバーは私&私のすぐ後に来た日本人&アクティブなスペイン人&オーストラリアンガールであった。

 

洗濯機、テレビはついていない。前者は隣の家の共有スペースにあるので問題なし。後者はスペイン人が友人のつてで安価で確保してくれた。

唯一にして最大の問題はwifiがついていないこと。後でスペイン人が確保してくれたので助かった。

 

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家・概観。

 

私の最初6か月は、この家にお世話になったのだった。

 

バンフはどう?

自然豊か。小さいし入り組んではいないから歩くのが簡単でありがたい。

 

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ハイジとかでよく見るような森が、バンフにはわんさかある。歩くだけで心と体に良い。

 

ダウンタウンには観光客が多い。

観光地だからホテルとレストランと土産物屋だらけだし、国立公園だから物価が高い。

wifiスポットは主にショッピングモール(Cascade Shops)と図書館と勤務先。

 

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土地勘を得るために、最初はとにかく歩き回った。

 

郵便局、図書館、町役場、スーパー、百円ショップ、日本のものを売っている店(Seaborn)など、生活に必要な建物の位置関係を把握。

 

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図書館では、本だけでなくDVDが借りられたり、PCが使えたりする。

 

郵便局で自分用のPO Boxを作り、図書館で図書館カードを作り、Banff ResistryでAlberta Health Careに申し込んだ。

バンフに住んでいますという証(勤務先からもらった紙切れ)とパスポートと電話番号があれば、どの手続きも何とかなる。

 

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Banff ResistryではAlberta Health Careの申込をした。アルバータ州の無料保険。

 

公共交通機関はどう?

まず、Roamというバス。確かバンフ市内は片道3ドル、キャンモア行なら片道6ドル。*2

市内ではSulphur MountainやHot Springs、Lake Minnewanka、Fairmont Banff Springs(高級ホテル)等へ、市外ではキャンモアへ行ける。

 

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デザインが可愛いRoamバス。全部で8路線あるが、季節によって運行している路線が異なる。

 

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Roamバス内はこんな感じ。大体空いている。

 

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各バス停にはこういう掲示があって、とても分かりやすい。

 

長距離バスもある。Lake LouiseやJohnston Canyon、カルガリーに行きたいときに。

あとは季節ごとの無料バスで、Mt. Norquay行や、Big 3*3の各スキー場行がある。

 

ハウスキーパーの仕事はどう?

毎日部屋リストを与えられ、一部屋ずつ掃除していく。チェックアウト*4は一部屋30分、ステイオーバー*5は15分で終わらせねばならない。早めに終わったら手伝いにいくし、遅いときには他の人に手伝いにきてもらえる。

ボスであるスーパーバイザーが進捗や掃除のクオリティをチェックしにくるので、何か不具合などがあれば報告する。

 

最初3日間はトレーナーの方について回って仕事を教わり、その後は一人でやっていた。ただでさえ初心者なのに、忙しいシーズンに入っていく時期だったので、更に仕事が多くて大変だった。スピードを上げようねとボスに言われる毎日。

 

自分のスタイルを確立するまでが大変な仕事である。

あとはお客様対応に慣れないとな。掃除しに部屋に入ったらお客様がいたり、掃除中にお客様が話しかけてきたりするからな。

 

同僚には色んな国の人がいたが、皆優しい。手伝ってくれるし教えてくれるしお客様への対応を代わりにやってくれたこともあったし。ただ、手がとても荒れる。

 

 

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洗面所掃除で使う洗剤が強いので手袋とハンドクリーム必須である。

 

あとはホテル全体でのオリエンテーションもあった。他部署を含め、ホテル全体を見学したり、安全教育を受けたり。ケータリング部から昼ごはんが出た。

 

後々紹介することになるだろうが、ホテルでイベントが開催されることも多い。例えば、カヌーや映画鑑賞会等。

 

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ホテル対抗のハウスキーピングオリンピックが開催されたり。

 

食べ物はどう?

この時期はまだ自炊せず。IGAでスープを買いつつ、フードレスキュー*6で果物やパンを調達して節約しつつ、勤務先ホテルの安いランチ&ディナーにお世話になるスタイル。

 

教会でのEnglish Lessonに連れて行ってもらってケーキをもらったり、近所の晩御飯会でご馳走になったりもした。

 

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バンフ飯ダイジェスト(初期)。

 

人間関係はどう?

とても人見知りな私だが、色んな人が話しかけてくれるので少しずつ馴染んでいけた。

皆優しい。おすすめの場所やお店を教えてくれたり、日本について聞いてきたり。

日本人もいるので、英語で話すのに疲れたとき助かるし、バンフでの便利な制度について教えてくれたりもする。

 

自由時間や休日はどう?

ハウスキーパーは完全週休2日制だが、休日となる曜日は人によりけりだ。

特に日曜日はチェックアウトが多く忙しいため、休みとなる人は少なめ。

自分の仲良しな人々と休日がかぶっていればラッキー。一緒に出掛けることができる。

休日の曜日をかえたければ、他のハウスキーパーと交渉し、ハウスキーピング部のボスに報告にいけばよい。

また、バケーションというものもあるが、これは後々登場するので、今は割愛する。

 

さて、私は幸運なことに、仲良くなった人々と大体同じ休日であった。木金である。

しかもありがたいことに、ワーキングホリデー開始直後から、周りの人が色々な遊びに誘ってくれるのだ。ハイキングやゴンドラ、隣町キャンモアへのお出かけなど。

 

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5月末、バンフ市民への感謝デーのようなもので、Sulphur Mountain頂上行のゴンドラに格安で乗ることができる日があった。

 

自由時間も毎日楽しい。ハウスメイトのスペイン人がグイグイ系であるため、家で晩御飯会や映画鑑賞会をやったりもしていた。

 

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隣町キャンモアのクレープ屋。キャンモアの詳細については後々紹介する。

 

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バンフ市内の通りの名前は全て動物である。このマンホールはwolf streetにあるため、オオカミが描かれている。

 

 

5月バンフまとめ

5月はワーキングホリデー開始直後ということで、生活の基本的な部分を振り返った。

最初はwifiを確保できなかったり仕事に慣れなかったりして苦労もしたが、何とか周りの人々に救われたという感じだ。以上。

 

書きたいことがあり過ぎて、まとめるのが大変だ。

次回は6月。本格的に色々な場所に行くようになってきたので、その辺を紹介したい。

ではまた次回で。

*1:過去記事はこちら。

norimakichan.hatenablog.com

 

norimakichan.hatenablog.com

 

norimakichan.hatenablog.com

*2:バンフに3か月以上住んでいる人が取得できるBanff Access Cardを持っていれば、運賃が半額になる。詳細は後々。

*3:Sunshine Village, Lake Louise, Mt. Norquayを指す。

*4:今日午前11時にチェックアウトしますよ、という部屋。

*5:既にお客様が入っていて、今日も引き続き泊まりますよ、という部屋。

*6:寄付金(2ドル辺りが良い)を払って、わけありの食べ物をいくらでも持って帰ることができるというサービス。大人気。