こんばんは。
カナダでのワーキングホリデーを振り返るシリーズ、第三回はいよいよ出発だ。
カナダまで
新千歳空港で両親に見送られた直後には、一人で大泣きしてしまった。
成田空港からバンクーバー国際空港までは、飛行機で約9時間。ああ、遠い。
さあ、まずは1週間バンクーバーで生活するぞ。
入国
入国審査、なんと機械でやっていてびっくり。*1でも簡単で分かりやすかった。
ワーキングホリデービザを正式にもらうところで、どうすれば良いかわからなくなって中国系のおばさんに誘導されて行った。別のコーナー(?)で簡単に問答して、無事ビザ書類を獲得。
バンクーバーでの生活
バンクーバーはダウンタウンであればほぼ全ての場所でフリーwifiが飛んでいるので、常にGoogle Mapを使えば問題なく歩ける。危険地域もなくはないが、ほとんど安全で暮らしやすい街だ。
宿泊先:HI Vancouver Downtown
私は女子専用の4人部屋に入った。二段ベッドの下の方とロッカーは個人スペース。
ルームメイトは国際色もキャラクターも豊か。特に私の上にいた韓国人は良く喋ってきた。とても英語が上手くてコミュ力が高くてすげえ。
部屋の出入りはカードキーだったが、これが全然上手く働かなかったのでイライラした。ほぼ毎回、ロビーのお姉さんに"This key doesn't work well."と言いに行った。
シャワーや洗面台は3部屋くらいで共同のものが約3つずつ。まあまあボロく、服やタオルを掛ける場所に困った。
全員での共同キッチン、カフェテリアもあった。フリーの不味いお米や、味のしないシリアルも少し。
無料の朝ごはんはパン、果物、牛乳、シリアル、ソーセージ、ポテト…定番のメニュー。時間は6時半~9時半。立派なものではないがビュッフェスタイルで、味も悪くない。
昼ごはんと晩御飯は自分でどうにかしていたが、スーパーから買ってきた普通のクロワッサンがあまり美味しくなかったり、バターチキンが不味かったりして、最初は食事が辛かった。
IGA(スーパーの名)に売っているスープに適当なパンをひたして食べる、という方法を確立した後は、全く問題なし。美味かった。
公共交通機関
バンクーバーの公共交通機関の立ち位置としては、スカイトレインが地下鉄、Compass CardがICカードといったところだ。勿論バスもあったが、必要も勇気もなかったので使わず。
スカイトレインの駅構内、人々の歩いているそばには大体係員の人がいて、何かわからないことがあればすぐに聞けるスタイル。日本以上に親切では?
現地オフィス訪問
エージェントの現地オフィス(日本人常駐)に行って諸々の手続きについて説明を受ける予定だった。
指定された日時に、エージェントから聞いた建物に行ったが、入れない。
それもそのはず、エージェントが間違った建物を指定していたのである。
私は自力で正しいオフィスを見つけ出して少し遅刻して行った。
おのれエージェント、よくもやってくれたな。
英会話レッスン
現地エージェントから取り次いでもらい、 5日間ブリティッシュコロンビア大学学生の男の人とマンツーマンレッスンをした。
日本人の血が半分くらい入っている人で、英語もわかりやすくて話しやすい。
雑談しつつ、語彙や表現を増やしていくスタイル。良い練習になった。
SINナンバー
カナダでの納税者番号だ。
SINナンバー取得には、長蛇の列ができていたが、その割には待たされなかった。
対応してくれた恰幅の良いお姉さんはとても優しく、雑談もして緊張をほぐしてくれた。説明もとても分かりやすかった。
流石カナダ、外から来る人間に慣れているし優しい国だ。
携帯電話
カナダでwifiなしでも電話だけはできる携帯をけーたい屋で買った。
日本人経営で色々と安心だが、値は張る。
今思えば、結局電話自体は全然しなかったが、カナダ国内での電話番号を記入することは多かったので、役には立ったといえる。
ただ、どうせ値が張るなら、wifiなしでもインターネット接続できるものを買えばよかった。
銀行口座
最初、日本語が使えるTDで開設したが、バンフにはTDのオフィスやATMがないことが判明。
現地エージェントに相談するも、日本語での開設はそこ以外ではほぼ不可能ということで、仕方なくBMO(Bank of Montreal)へ。
しかし杞憂だった。対応してくれたお姉さん方は雑談もしてくれてめっちゃ優しく、説明も英語自体も分かりやすく、それと同時に私のつたない英語もちゃんと理解してくれた。カナダの人々、良い人だらけではないか。
今考えると、銀行のオフィスに行くことはそんなになかったし、ATMに至っては一度も利用したことがなかったので、TDでも死にはしないだろう。
とはいえ、BMOはカナダ最大の銀行でどこでも通用するし、オンラインバンキングが素晴らしく使いやすいし、デビットカード1枚で支払い完了だし、良いところしかないのでむしろこちらにして良かったと思っている。*2
自由時間
とにかく歩いて写真を撮った。
False Creekからサイエンスミュージアムの球体を拝んだり、スタンレーパークのビーチで一人日焼けしたり、グランビルアイランドのパブリックマーケットを覗いたり、宿泊先に帰ろうとしてなぜかイェールタウンに歩いてきてしまい(何で?)道に迷ったり…
あと、初めてのバンクーバー留学時*3に滞在していたEdmonds*4を久々に訪れたりもした。
カナダの5月は毎日快晴で、昼は真夏のように暑く、朝はひんやりだ。服装の調節が大変ではあるが、良い季節である。
バンクーバーまとめ
バンクーバーは色々充実していて日本人も多い&一度暮らしたことのある街なので、一人でもあまり苦労せずやっていけた。ただ、物価は高いのでホテル宿泊や外食はおすすめしない。
ありがとうバンクーバー。
さて、5月第2週目の早朝、私はバンフへ向けて出発した。
ではまた次回で。