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集団に一定数いる「怠け者」の意義

さてさて、今日の6限の国際インターンシップの授業で、良いことを聞きました。

 

新聞記事に載っていた、「働かないアリ」のいる意味について。集団に一定数いる「怠け者」の意義について。

普通に考えたら「ただのクソヤローでは?」となると思うのですが、このクソヤローがいるのには意味がある、いたら良いことがあるということなのです。

 

あるとき、北大農学部の某教授が、アリ1匹1匹にマーカーをつけて、働いているかどうかを観察し続けるという実験を行ったそうです。すると観察した集団の2割は「働かないアリ」つまり怠け者でした。怠け者たちを集団から抜くと、集団に残っているうちの2割のアリは怠け者になったらしいです。

 

この観察から、「いつだって集団には一定数怠け者がいるものだ」ということがわかりました。そして示唆されることは、「皆一斉に頑張ったら、皆一緒に疲れてしまい、致命的で不可欠な作業に空白が生まれてしまう(アリなら、卵を清潔に保つこと等)」「働き者なアリが疲れて不可欠な作業ができないようなときに怠け者が補う」ということ。ブラック企業が長続きしないのもこの原理。

 

そして結論として、記事の締めくくりは

集団には色々な人がいる。怠け者も必要。良いも悪いも全てがちゃんと生きられるような社会が良いなあ。

という感じでした。

 

私はこれを聞いて、大学のグループワークを思い浮かべました。いつもいるんですよね、怠け者が。

今回、怠け者がいるのにはちゃんと意味があると知って「メンバーは1人1人自分の役割を担っている」というように思えて、少し心が楽になりました。

ただ、社会心理学で向社会行動や協力についても学んでいる者としては、「そうは言われても…。非協力者が排除され協力者が報われるシステム求む」とも思ってしまいますがね(笑)

 

 

以上、今日聞いた良い話でした。ではまた!