カナダ旅の記録、続き。
前の記事:
朝
出発したかったんだが、家の扉を開けた瞬間に、犬が劇的に吠えて追っかけてくる。でけえのが。え?昨日までいた小さい子たちとは違うんだけど。狩猟犬タイプの犬だあれは。
怖い、というか命の危機を感じるので、しばらく窓から外を眺める。飼い主であるホストがいればそちらに行くのだが、ホストも多分外出中っぽく、助けを求めるのも無理そう。絶望的状況。
…と思ったら、ホスト帰ってきた!なんという豪運!
その隙を狙っていそいそと庭を駆け抜ける。最後1匹追いかけてきたが、庭のゲートを閉じたらこちらのもの。うまいこと避けた!15分くらい遅れて、やっと出発。
グランビルアイランド
この日行ったのはグランビルアイランド。
今回の旅でカナダに来る前から、そこに行くことは決めていた。
グランビルアイランドは、バンクーバー観光で定番のスポットであり、美味しい食べ物や楽しいイベント、可愛らしい雑貨等いろんなものが売っている場所である。マーケットの集合ともいえる。
グランビルアイランドへは、sky train Canada Line → 15番のバスで行けた。
バスが遅れて到着したのと、私の乗るバスが近くの別の道路に止まったのでびっくりドキドキしたが(私の待っている場所では止まらないのか…?とドキドキした)、私の待っている場所は合っていたようだ。
バスでしばらく行く。バスはアナウンスがあんまりなされないので注視して降車駅まで行く。
着いた。懐かしのグランビルアイランド。
日曜日なのでイベントがあったようだ。
色々と店をぶらぶらしていく。
まずはこちらのローカルっぽい化粧品店。
店員さんがとても愛想よくしてくれたので、お金を使いたいと思い、ミルク石鹸を買った。アンチエイジングに良いらしい。会計時に店員さんが、これはいいわよ!と改めてプッシュしてくれた。顔にも使えるとのこと。
チップを払おうとしたが、端末の操作を間違えて0.02ドルしか払えず。あわわ………まあでも買った時点でチップなので。ごめん!と思ってお店を後にした。
次に、事前に調べていたときにおすすめにあったお店・MAKE へ。色々良い雑貨があるらしい。
あとはパブリックマーケットにも行った。グランビルアイランドといえばここだろう。
さて、グランビルアイランドのメジャーな部分は回ったが、今回新しく見つけた場所もあって。
artisians district というエリアだ。
美術用品の売っている店や、作家のギャラリーなどがあったりする通りだった。
一通り回って満足して、さて帰るか…と思ったら、なんか音楽が聞こえてくる。
おじさんがパフォーマンス(演奏)をしている。スペイン訛りっぽいなと思ったら、ペルーのリマから来た方らしい*1。
脚にも音の出るアクセサリー?をつけてシャンシャン鳴らしたり、複数の様々な楽器を次々と使い分けたりしていて、とても器用。すごいなあ。
結局45分間くらいずっと聞いて、最後まで聞いてチップも払ってきた。一番最初の曲が一番好き。ただ売っている CD を見に行く勇気はなかった。せめてお名前だけでも知れたら…と思ったんだけど。
ペルー音楽でよくかかる笛の音、好きだなあ(以下のようなやつ)。フルートなんだね、これ。
化粧品屋さんといいこのおじさんといい、「お金を払いたい」という感情はとても良いな、健全だなあと思った。なんというか、気持ちが良い。
このペルーのおじさんの演奏には、私の貴重なルーニー*2を使う価値がある!と思ったのだ。
おじさん、これからも素敵な音楽を届けていってほしい。
帰る前に、晩ごはん兼明日ウィスラーに持っていく食料を買っていく。
パブリックマーケットにあった Terra Breads にて。
トマト、オリーブののったパン、ブラックチョコレートとベリーの入ったクッキーのようなパン、クロワッサンを購入。(とても美味しかった)
グランビルアイランドの食べ物はやはり心惹かれるものが多い。ご飯は基本ここで買った方がいいかも(高いけど)。何でもあるし、絶対美味いし。
今度こそ帰る。
帰りは、false creek ferries → sky train というルート。
false creek ferries へ行くと、お姉さんが案内してくれて、フェリーの到着を待っていてねとのこと。チケットは事前に買うこともできるが、船の中でも買える(クレジットカードも使える)らしい。
Stamps Landing という場所でおろしてもらった。
あれ、お金払ってないぞと思ったので、運転手のおじさんに I didn't pay……??と言ったら、静かに OK と言ってくれた。払わなくていいから、とのこと。ありがとう……
夜
私のベッドでくつろいでいる猫ちゃんを鑑賞しながら、パンを食べた。パンはとっても美味しかった。
ホームシックになったりしていたが、この3日目はやっと心から楽しめたかもしれない。
明日のウィスラーに備えて、早めに寝る。
(続く)