ベトナム旅の記録、続き。
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アオザイ奮闘記
今日もホテルの朝ごはん。やはりパンが美味いなあ……チョコレートマフィンも美味い。昨日より結構遅い時間に来たら、比較的空いていて良かった。
その場で作ってくれる系のコーナーに行って、オムレツを作ってもらった。具も自分で選べるスタイル。イケてるなあ。ただケチャップがなくて残念。卵とケチャップを一緒に食べるのは日本人だけなんだろうか?
さあ活動開始だ。まずはアオザイを着ようということで、レンタルアオザイ屋さんに行く。


アオザイを選んで試着し、よさそうであればそれをレンタルする。私の場合は S サイズをレンタルしたが、確か M, L, XL, XXL くらいまでサイズがあったと思う。試着室は靴を脱げる床にはなっていないのが若干面倒くさい。
アオザイはワンピースのような長い服と、ズボンを着るというスタイル。スカートではないので安心だ。ポケットはないので、バッグも借りてその中に荷物を入れる。私は本当に大事なものはウェストポーチにしまってそのウェストポーチをアオザイの下につけていた。ちょっとダサいが、安心安全のため。
そしてこのアオザイレンタルショップ。なんとお支払いが現金のみだった……一人35万ドン。昨日頑張って現金を使いまくったら、今度は現金が足りないという事態になってしまった。
「現金が足りないから、一旦引き出してきます」と店員さんに伝えて、我々はお店を飛び出した。(ちなみに ATM の場所を店員さんに聞いて LINE を送ってもらったのだが、いまだに届いていない。なぜ…?)
こんなときのために、私は wise カードを持ってきていた。なんというファインプレーだろう。wise カードがあれば、ベトナムの ATM からお得に現金を引き出せる。しかも wise カードは事前にチャージした分しかお金を使えないし、しかも専用の口座を使うので、もし万が一盗まれたりしても致命傷は避けられる。これも嬉しいところだ。
ATM はどこの銀行のがよいのだろう…?と調べてみると、↓によれば VIB やアグリバンクあたりが良さそうだ。
近くに VIB の ATM があるので、テクテク歩く。ATM は高級なオフィスビルに入っていたので、安全性が高そうで良かった。
お金をおろしていたら、ビル内のスタバのお客さんと思しきおじさんに
Japanese?(日本人ですか)
Very Beautiful.(アオザイ綺麗だね)
Can I kiss you?(手にキスをしていいか)
などとちょっかいをかけられたが、Japanese are really shy☺️といって華麗にかわした。またまたファインプレーである。
無事現金を取り出せたので、ATM の前で記念撮影。アオザイレンタルのお店の人にちゃんとお支払いして、アオザイ奮闘記は一件落着だ。
ホーチミンのロフト
郵便局の近くにブックストリートなるものがあるのを知り、興味があったので行ってみた。
ここはですね、沼でした。
本、ハガキ、切手、文房具などを売っている小さいお店がたくさん並んでいる通りだ。とにかくかわいいグッズがたくさん売っている。興奮が止まらない。これはもうホーチミンのロフトだ。いや、ロフトよりも好きかもしれない。

バイクや車の多い横断歩道を先導してくれるおじさん、優しいなあ。無言で先導してくれるのがまたかっこいい。
あとはタンディン教会をみにいった。市民も普通に乗るようなバスに乗って行く。
バスの乗り方はこうだ。
- バス停で手をあげて、バスに止まってもらう
- 乗る
- 受付みたいな人がいるので、行き先を告げる
- 行き先の停留所に着いたら、この人が教えてくれる(優しい)
- 受付みたいな人にお金を払う
- 1人6000ドン(安い!)
- 多分現金のみか?
- 行き先の停留所に着いたら、降りる
来ました、タンディン教会。

中には入れなさそうだったので、外から写真を撮るだけとって退散。
帰りもバスで帰ったのだが、バスを一緒に待っていたおばさんから、遠くのバスの番号を尋ねられた。教えてあげたら Thank you といわれてほっこり。(それにしても、一般市民も普通に英語を話せるのすごいなあ)
お昼ご飯は高島屋の上階のレストランにて。生春巻き、揚げ春巻き、バインセオをいただいた。

揚げ春巻きは、美味しかったが昨日食べたものには負けるなあ。
お会計のためにカードを預けたら、しばらく帰ってこなくてその辺に放置されていたっぽい。怖いなあ。海外ではちゃんとカードの居場所を監視しておかないとだめだな。
ジャグジーに入りたかった
sen spa というスパでマッサージを受けてきた。
着替えの場所は靴を脱げないし、タオルを巻いて階段をのぼったりする必要があったりして色々と面倒くさい。昨日の yuri spa の方が良かったねという話をした。シャワーを浴びることはできたので良かったけどね*1。
事前に、避けてほしい身体の部位とかも聞かれないので、自分から言った方がよい。私の場合は首と頭を避けてもらうよう言った。マッサージも結構強くて、腕とか脚とか足の裏とか、痛かったなあ。
マッサージ後のパンナコッタ、美味しかった。パッションフルーツが上にのっていて、それもまた良かった。
出ベトナム
ホテルに荷物を預けていたので、ホテルに戻る。で、空港へ送迎してくれる人が来たので空港へ。また立派なバスで向かっていった。
空港は結構混んでいる。相変わらず車通りがとっても多い。
出国に時間がかかることが予想されたので早めに並ぶ。なんとここで、昨日のツアー参加者の方々と再会した!この方々から揚げ春巻きやら観光バスやらをおすすめされたので、それらがとても良かった、美味しかったと伝えられて良かった。
出国後に保安検査だったのだが、普通逆では…?と思った。持ち出してはいけないものを持っているかもしれない人を出国させていいのだろうか…?しかも保安検査もガバガバな感じがするけど大丈夫だろうか…?
保安検査まで終わって、まだ時間に余裕がある。良かった良かった。エスカレーターで上にあがると小さいフードコートがあったので、色々食べられるバーに入った。出国後エリアはほぼ全て USD での支払いらしく、ベトナムドンを使えないのが残念(円安だし)。

ポーチドエッグだけでは足りなかったので、クロワッサンも買って食べた。これまた美味かった………
非常に眠いし疲れた。マッサージを受けてから眠いのだ。ただでさえ寝不足だし、喉痛いしなあ。
空港の民度は世紀末だった。家みたいに過ごしている人が多数いた。寝っ転がる人、椅子にちょびっと荷物を置き散らかしている人……やはり日本人って民度高いんだなと思った。
帰還
飛行機内ではずっと寝ていた。耳栓をして睡眠薬を飲んで寝ても、やはり周りの音が気になったりしてなかなか良い睡眠はとれず。帰国したときにはもう疲労困憊で、早く家に帰って風呂に入って寝たい!という気持ちばかりであった。
喉の痛みは帰国後すぐに改善し始め、1日くらい経ったらもう完全に治っていた。初めて東京の空気を美味しいと思ったかもしれない。
正直私も家族も「(私が)生きて帰れるのかわからん」くらいの気持ちだったのだが、何の危険な目にも遭わずに帰ってこれて本当に良かったと思う。ベトナムは食べ物も美味しいし人も優しめだし、空気の悪さにより喉が痛くなること以外は楽しい国だと思った。行く前は「一生に一度だろう」と思っていたが、今度また来てみたいなあと思った。
この度、7~8年越しでベトナム渡航を果たし、遂に発展途上国の経験を得た私であった。
(終わり)