こんにちは。
今日は作業配信していない。「配信している」という状況がノイズになるかなと思ったので。
先日、実家に帰省した。そして私が就職して貯めたお金で、家族旅行に行ってきた。
私は「初任給で親にプレゼント」「初ボーナスで何とかかんとか」などといったことをやったことがないし、母の日や父の日に何かする習慣も普段からない。世間の風潮に合わせるというわけでもないが、もしかしたら親はちょっとはそういったことを期待しているかもしれないし(見た目は期待していなさそうだが)、親には感謝しているし、自分の成長を見せることにもなるし、一度くらい盛大に何かやりたい気持ちがあったのだ。
ということで、「お金払うから皆で行きましょう!」と家族を誘ったのだ。私が初めて家族旅行を企画したのだ。
行った旅館はこちら。
美味しいごはんを食べたり、その辺を散歩したり、温泉に入ったり、バーに行ったり…………色々した。
部屋では、私や私の妹が幼かった頃に両親が撮影したビデオの観賞会を行った。そして昔のことを色々話した。
とても楽しかった。本当に、とても。
もちろん旅館が最高だったというのもあるのだが、何より家族との時間がとても楽しかったのだ。昔のビデオをみて親の大変さを噛み締めたり、くだらない話をして笑ったり。とても愛おしい時間だった。
今回も帰省して良かった。
家族が変わらず心身ともに元気で安心したし、家族も私を歓迎してくれて楽しいひとときであった。
でも同時に思った。この時間は永遠には続かないと。
当たり前なのだが、人間は永遠には生きられない。だんだんと老いて、そして最後には死ぬ。だから(表現が正しいか分からないが)順当にいけば親は徐々に衰えて、いつか私や妹をおいて先に天国へと旅立つだろう。
それが悲しくて、苦しくて、深夜一人で大泣きしてしまった。
私は妹や父や母と、永遠に一緒ではいられない。この時間はいつまでも続くわけではないんだ。この世の真理にここまで苦しめられるとは思わなかった。
「家族 ずっと一緒にいたい」で検索すると、同じことを思っている人が他にもいるらしかった。それに「親との別れ方」というものは人生における一大イベントとして、悲しいイベントとして世間でも捉えられているようだった。
そうしてしばらくネットサーフィンしながら、自分の気持ちを muute に書き出しながら、声を殺してわんわん泣いたら、そのうち少し落ち着いてきて、眠りについた。
そして今日、私は自分の家に帰ってきた。ホームシックで泣きながら飛行機に乗っていたが、しばらく泣いたら少し落ち着いた。
家族とは永遠には一緒にいられない。人間はいつか老いていつか死ぬ。これはどう頑張っても変えられない事実だ。これに対する自分なりの答えも出ていないし、いつか実際に起こったときに自分が受け止められるのかの不安ももちろんある。ていうか多分無理だろう。
でも一度これにぶち当たって思ったのは、「ちゃんと感謝と大好きの気持ちを言葉にして伝える」「後悔しないよう色々一緒にやる」「限りある時間を大切にする」といったことだ。私はここ1年ちょっと社会人をやってきて、仕事を優先しがちな場面もまあまああったが、今後は一番大事にするのは何があっても「家族」にしようと思ったのだ。
ということで、家族。大事にする。そのために自分の人生についても色々考えていく。
ではまた。明日も素敵な一日になりますように。