今日も元気に発狂

さあ、あなたも一緒に!

苦くとも良い思い出

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【スイス】毎日外食していてはお金が飛ぶので、時にはスーパーからピザを買うなどしていた。

 

 

こんばんは。

 

 

今日は久々にアルバイトだった。

私は高校生専門の塾のチューターをしている。

 

 

私は大学生になってから様々な経験を通して強くたくましくなってきたが、アルバイトも私を鍛えてくれた経験の一つである。

 

 

アルバイトの業務は、受付として生徒対応(各教科の質問対応を含む)、面談、事務、模試運営、電話応対、雑用、チラシ配り、外部イベント運営など色々ある。

ここで一番大切なのは、生徒とお話できることだ。例えば、「生徒来校時と下校時には必ず何かしらの会話をせよ」と言われていた。

 

 

しかし、アルバイトを始めた当初私は、生徒と上手く会話ができず馴染めなかった。

何か意味のあること、有意義なことで会話せねばならないと考え、でもそんなことできないと思い、更に元々「話しかける」ということが極度に苦手であった私。

生徒が来たら受付の後ろの方に引っ込んで、別の業務に夢中になっているふり、気づかないふりをするなどしていた。

 

 

見かねた社員の方が私を個人的に呼び出し、非常に優しく、順を追って長々と、「もっと頑張って生徒と話してね」ということを私に話した。

私は自分がダメダメであることを分かっていたし、その上社員の方に直々に言われて、自分の情けなさに、社員の方の目の前でしばらく大泣きしてしまった。

その社員の方はとても優しい方で、私が泣いていて使い物にならなくても一切責めず、しばらく一人にしておいてくださった。

ちなみに後々わかってきたのだが、多分この社員の方は性格面で私と同類である。

 

 

その後私は、段々と生徒とリラックスして愛想よく話せるようになっていった。

私を気に入ってくれた生徒も少しはいた。

社員の方にも「仕事がとても上手になったね」と褒められた。

今ではいくつか話のネタを持っているし、中身のない会話も割と平気でできる。

 

 

上記の出来事は私の中では非常に恥ずかしい黒歴史となっているが、今思えばあの時の私は相当真面目だった。いや、今も真面目なのだが、あの時は自分に課すレベルがあまりにも高かった。他の人に追いつかねば…と気張りすぎていた。

周りの人々を見てみると、(アルバイトに限らず)「ここに気づいたのは私だけなんだな」「意外と皆そんなにすごいことはしていないではないか」といったことに、この後徐々に気づくようになるのだ。今まさにその最中である。

そして少しずつではあるが、自分に自信を持つようになりつつある。

 

 

こういった気づきを与えてくれたアルバイトは、私にとっては苦くとも良い思い出だ。

 

 

それにしても♰Fanaticという人の「聖少女症候群」、めっちゃ良い曲。

ではまた明日。

 

 

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